Adobe Marketo Engage(アドビ マルケト エンゲージ)とは?特徴や機能を解説
アメリカで誕生したMAツール「Adobe Marketo Engage(アドビ マルケト エンゲージ、以下Marketo Engage)」は、マーケティングに関する豊富な機能を有し、世界中の有名企業が導入しているという実績があります。
ここでは、Marketo Engageの特徴や機能について解説していきましょう。
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目次
Marketo Engage(マルケト エンゲージ)の特徴
Marketo Engageとは、マーケティング活動を支援してくれるMAツールの一種で、2006年にアメリカで誕生しました。全世界39ヵ国、5,000社を超える導入実績があります。また、2018年には、PhotoshopやIllustratorで有名なアドビに買収・統合されたことで、近年その注目度を高めているMAツールです。
Marketo Engageの特徴として、マーケティング活動全般に役立つ機能が数多く備わっていることが挙げられます。見込み顧客に対して直接アプローチできたり、見込み顧客の分析を行ってより確度の高い層を見つけたりすることが可能です。
また、Marketo Engageは、顧客のフォローに適したCRMや、営業状況をデータ化して支援するSFAといった、さまざまなツールとのデータ連携が容易です。そのため、マーケティング部署と営業部署が密接に連携して、売上向上を目指しやすくなります。
Marketo Engage(マルケト エンゲージ)の主な機能
Marketo Engageには、どのような機能が備わっているのでしょうか。Marketo Engage の8つの機能について、確認していきましょう。
メールマーケティング機能
メールマーケティング機能によって、見込み顧客の状況に応じて自動でメールを送信することができます。Marketo Engageの特徴として、エンゲージメントプログラムという機能を使い、中長期的なシナリオを設計でき、MAや連携するCRMのデータを基に柔軟にセグメントを抽出できる点があります。また、メールの大量配信にも対応しており、年間数百万件以上の配信が可能です。
メールマーケティング機能のUIが優れているため、キャンペーンメールも簡単に作成できます。メールのテンプレートデザインは、デバイスによって最適化されるレスポンシブ対応なので、どのようなデバイスでも見やすいメールになります。
ソーシャルマーケティング機能
Marketo Engageには、ソーシャルマーケティング機能が備わっています。どのソーシャルメディアでのマーケティングが、コンバージョンと収益を後押ししているかを確認できます。ほかにも、ソーシャルメディアの広告と連携することも可能です。顧客行動データをFacebook、Googleといった広告プラットフォームと接続して、よりパーソナルなメッセージを盛り込んだ広告を配信できるようになります。
デジタル広告機能
Marketo Engageでは、見込み顧客の行動履歴や購買履歴をもとに、連携する媒体から最適なデジタル広告を配信することができます。高騰しがちなデジタル広告ですが、Marketo Engageを使えば、その効果性を高めつつ、無駄なコストを省くことができるのです。
ウェブパーソナライゼーション機能
Marketo Engageのウェブパーソナライゼーション機能では、見込み顧客が過去に訪れたサイトのデータを蓄積し、ウェブサイト上で見込み顧客それぞれに適した情報を提供することができます。
例えば、見込み顧客Aがサイトを訪問したときと、見込み顧客Bがサイトを訪問したときで、ポップアップやバナー画像の出し分けによって提供する情報を最適化することが可能になります。
モバイルマーケティング機能
Marketo Engageには、スマートフォンユーザーに向けたマーケティング活動を支援するモバイルマーケティング機能が備わっています。
アプリユーザーに対してメッセージをプッシュ通知でスマートフォンに送信することができ、モバイルデバイスを活用して、見込み顧客と接点を持つことができます。モバイルデバイスを通して、見込み顧客の興味・関心を把握していきましょう。
アカウントベースドマーケティング機能
ターゲットとする企業に対して、個人ではなく企業単位でマーケティング施策を実施できるのが、アカウントベースドマーケティング機能です。アカウントベースドマーケティング機能によって、企業の検討状況に合わせた面での情報提供ができるようになるので、成約までの期間短縮や売上向上につながるでしょう。
具体的には、見込み客のデータに加え、企業に所属する人たちを合算で細かくスコアリングしたり、状況に応じてメールを送信したり、動きがあった顧客情報を即座に営業部隊に届けたりといったことが可能です。
マーケティングアナリティクス機能
マーケティング活動によってもたらされた効果を細かくデータ化して分析できるのが、マーケティングアナリティクス機能です。リード獲得から受注までのプロセスの各ステージの滞在人数の把握、商談への貢献度、施策毎の成果、メールやランディングページのパフォーマンスなど、さまざまな切り口でのレポートが用意されています。効果のあった企画や広告を特定することができるため、より効率がいいマーケティング活動に投資を集中できます。
プレディクティブコンテンツ機能
AIを活用して、より効果が出る自社コンテンツを自動で探し出してくれるのが、プレディクティブコンテンツ機能です。見込み顧客の状態に応じて、届けるべきコンテンツを教えてくれます。
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Marketo Engage(マルケト エンゲージ)の申込方法・利用料金
Marketo Engageは、公式サイトからメールや電話で問い合わせをすることで、申し込むことができます。Marketo Engageを導入する目的や期待したい効果を想定しながら、どんな機能があるのか確認しておいてください。
Marketo Engageには、実行したいマーケティング施策に応じて、4つのパッケージが用意されています。
・SELECT:基本的なマーケティングオートメーションと効果測定ができる
・PRIME:深いリード管理やカスタマージャーニーの分析ができる
・ULTIMATE:メールの配信到達率の強化や、実装前テストができる機能が追加されている
・ENTERPRISE:細かいニーズに合わせて一から機能を作り上げることができる
Marketo Engageの利用料金については、データベースサイズなどによって変動しますので、公式サイトから問い合わせしてみましょう。無駄な機能をつけて、コストがかさむことを防ぐためにも、Marketo Engage導入の目的や期待する効果について、しっかりと決めておくことが大切です。
Marketo Engage(マルケト エンゲージ)の効果を最大化しよう
国内外で豊富な実績を持つMarketo Engageは、数あるMAツールの中でも知名度があります。しかし、安易にMarketo Engageの導入を決めるのではなく、その機能や特徴についてしっかりと理解し、自社にとって適しているのか確認することが必要です。
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