気になるテレビCMの広告代理店の調べ方は?
テレビを見ていると、「おっ!」と感じる優れたCMを目にすることがあります。こうしたCMをどの広告代理店や制作会社が手がけたのか、把握する方法はあるのでしょうか。
ここでは、気になるテレビCMについて、広告代理店や制作会社の調べ方をご紹介します。
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目次
テレビCMは広告代理店と映像制作会社が関わっている
テレビCMの中には、映像表現として優れたものが数多くあります。テレビCMの出稿を検討中の企業であれば、「このCMを作った会社に、制作を依頼したい」と考えることがあるでしょう。
音と映像を同時に使えるテレビCMは、視聴者に与えるインパクトが大きいもの。場合によっては広告の枠を超え、社会現象を巻き起こすこともあります。そうなれば、広告効果という点でも、非常に大きな成果を得ることができるのですから、企業としては実績のあるところを探りたい気持ちがあると思います。
まず把握しておきたいのが、テレビCMの多くは、広告代理店が企画し、映像制作会社が撮影・編集を担当していること。クリエイティブに強い広告代理店の場合、自社の制作部で映像制作まで行う場合もあります。ですから、気になるCMに似たイメージでテレビCMを作りたいと思うなら、制作を担当した広告代理店や映像制作会社に相談するのが、一番の近道です。
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気になるCMを作った会社を調べるには?
気になるCMを担当した広告代理店や映像制作会社を調べるには、さまざまな方法があります。どう調べればいいのか、具体的に確認していきましょう。
業界専門誌で調べる
まずは業界専門誌で調べる方法になります。広告業界、クリエイティブ業界の専門誌はいくつかあり、話題のテレビCMが記事にされることが多くあります。これらの記事には、制作会社や広告代理店の社名も合わせて掲載されることが多いので、気になるテレビCMがあれば、チェックしておくといいでしょう。
『ACC 日本のクリエイティビティ』
『ACC 日本のクリエイティビティ』は、「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」の入選作すべてをまとめた年鑑です。賞を主催する全日本シーエム放送連盟(ACC)が編集し、宣伝会議社から発行されています。
「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」は、テレビCMやラジオCMの質的向上を目的に創設された広告賞です。本書では、審査員の講評や、受賞者の制作プロセスについてのコメントが掲載されているため、クリエイティブの参考書としても活用できます。制作者リストが完備されているため、お目当ての制作会社や広告代理店を探す上で、重宝するでしょう。
『CM INDEX』
『CM INDEX』は、CM総合研究所が発行しているCM専門誌です。一般消費者への調査をもとにしたCM好感度ランキングや、ヒットCMの分析、広告の効果検証についての考察など、広告に関する幅広い話題を扱っています。
また、各社の宣伝担当者やクリエイターへのインタビューも掲載されていますので、広告のトレンドや制作者の方向性を推しはかることもできるでしょう。
『広告&CM年鑑』
『広告&CM年鑑』は、玄光社が発行する年鑑です。同社は広告クリエイティブに関する専門誌を多く手がけており、そのひとつである月刊『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』に掲載された情報がベースとなっています。
前年1年間に話題になった広告・CMが網羅されているのはもちろん、制作スタッフリストも充実。グラフィックであればフォトグラファー、映像であればディレクターやムービーカメラマンまでカバーしています。
『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』
画像・映像という視点から広告クリエイティブを解きほぐしていく、写真家と広告クリエイター向けの専門誌です。話題になったCM、新たな映像表現を取り上げ、制作の背景や映像の撮り方などを、詳しく解説しています。
『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』
『宣伝会議』
『宣伝会議』は、広告業界の専門誌を多数発刊している、宣伝会議社の中心的な雑誌です。企業の広報・宣伝部向けの特集記事が中心ですが、クリエイティブに関する話題も散りばめられています。
なお、同社では広告のアイデアとコピー表現を審査する「宣伝会議賞」を設けています。経験や実績に関係なく、プロ・アマを問わず参加できるため、これから世に出ようとするコピーライターたちの登竜門となっているので、チェックしてみてもいいでしょう。
広告賞の受賞歴から調べる
数多くの広告賞が存在しますので、受賞歴を調べることで、CMの制作会社や広告代理店を把握することができるはずです。日本で開催されている広告賞のうち、代表的なものをご紹介しましょう。
「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」
「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS(ACC 東京クリエイティビティアワード) 」は、全日本シーエム放送連盟が1年に一度開催している広告賞です。1961年からスタートした「ACC CM フェスティバル」を前身として、2017年に対象枠を大きく広げてリニューアルされました。
日本最大級の広告賞であり、広告関係者にとっての大きな目標となっています。
「ADC」
東京アートディレクターズクラブ(東京ADC)が主催する広告賞が、「ADC」です。テレビCMだけでなく、新聞・雑誌広告、ポスターやパッケージ、CI、ロゴタイプなど、幅広い分野を対象としているのが大きな特徴です。
東京ADCは1952年、アートディレクターを会員として結成された組織で、ADC賞はアートディレクターやデザイナーが受賞を目指す、権威ある賞として認知されています。
「TCC賞」
東京を中心に全国で活躍するコピーライター、CMプランナーによって構成されるTCC(東京コピーライターズクラブ)が主催するのが「TCC賞」です。対象はテレビCMに限らず、あらゆる業種・媒体の応募作から選出されます。その名称と賞の性格から、コピーライターなら誰もが目指すといわれる賞です。
またTCCとは別団体ですが、大阪・名古屋・福岡にも、地元地域を中心としたコピーライターの団体があり、それぞれにOCC賞とCCN賞、FCC賞を設けています。
「フジサンケイグループ広告大賞」
「フジサンケイグループ広告大賞」は、フジテレビや産経新聞をはじめ、数多くのメディアを持つフジサンケイグループが主催する広告賞です。
テレビ、新聞といったメディアごとの部門のほか、3つ以上の媒体にわたるメディアミックス部門があります。また、広告表現の創造性を評価する「クリエイティブ部門」や、広告がいかに消費者に支持されているかを評価する「パブリック部門」など、独特の審査基準を持つ部門も設けられています。
広告代理店や制作会社のサイトを確認する
気になるCMの広告代理店や制作会社が把握できたなら、まずは相談するのがいいでしょう。また、広告代理店や制作会社のサイトには、実績が掲載されている場合がありますので、そちらもチェックしてみてください。
なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。
また、テレビCMを成功させるためのポイント5選をまとめた資料もご用意しております。
- ポイント1.商品の便益
- ポイント2.GRPの単価
- ポイント3.線引き
- ポイント4.クリエイティブ
- ポイント5.代理店交渉
具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。