リスティング広告の6つのメリット・5つのデメリットを解説
「リスティング広告のメリット・デメリットが知りたい」
「どのようなシーンでリスティング広告を使えばいいかわからない」
このような悩みを持つ方に向けて、
- リスティング広告6つのメリット
- リスティング広告5つのデメリット
- リスティング広告が効果を発揮しやすいシーン
といった内容を解説しています。
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目次
リスティング広告の6つのメリット
まずは、リスティング広告の6つのメリットを紹介します。
メリット1 明確なターゲットに訴求できる
リスティング広告は、明確なターゲットに訴求できるのは大きなメリットです。そもそも検索エンジンで検索を行うユーザーは、「何らかの課題を解決したい」と考えて、自ら能動的に行動しているユーザーであると言えます。
そしてリスティング広告では、このようなユーザーに対して、課題解決の方法をピンポイントに提示することが可能です。その結果、ウェブサイト(ホームページ)へのアクセスや、商品購入などの成果を得やすいというメリットが生まれます。
メリット2 効率的に配信できる
キーワードを指定して効率的に配信できるという点も、リスティング広告の大きなメリットのひとつです。リスティング広告は、ユーザーが検索に使うキーワードを指定して広告を配信できます。そのため「商品やサービスにまったく興味のないユーザー」には配信されにくく、効率的な広告配信が可能です。
下記に配信例を挙げます。
例)スポーツ用品店がテニスシューズの広告を出す場合
「テニス シューズ」を検索キーワードとして指定→テニスシューズに関連する検索した人に広告を出すことが可能
<広告が表示される可能性がある検索キーワード例>
「テニス かっこいいシューズ」
「テニス おすすめ 靴」
「テニス 靴 セール」 など
メリット3 即効性がある
リスティング広告は、配信を開始したその日から検索結果の上部に表示させることもできるため、即効性があるといえます。配信を開始してから比較的早い段階で「アクセス数が増えた」「ウェブサイト経由で問い合わせが来た」といった効果を実感できるでしょう。
メリット4 開始・停止を自由に行える
リスティング広告は、広告の配信開始・停止を自由に行えるという特徴があります。リスティング広告を登録し、初期設定を終えてしまえば、配信開始・配信停止は広告主の自由です。
また、配信開始日や停止日をあらかじめ設定しておくこともできます。そのため、「セールの時だけ広告を配信する」という使い方も可能です。
メリット5 比較的低予算から出稿できる
リスティング広告は、比較的低予算から出稿できるという点もメリットです。リスティング広告は最低出稿金額が設けられていません。そのため、1日1,000円からでも配信を行えます。
※ただし、予算が少ないとデータがたまりにくく、分析・改善が難しくなります。一概に「少予算=効率的」とは言い切れません。
リスティング広告にかかる予算は、企業規模や取り扱う商品・サービスなどによってさまざまです。ただ、中小企業はおおむね1ヵ月10万円~100万円程度の予算で運用していることが多いです。
テレビCMなどのマス広告は、100万円以上の予算が必要なこともあります。一方でリスティング広告は、マス広告と比較すると低予算から出稿できます。自由度が高いことは大きなメリットです。
メリット6 分析・改善がしやすい
リスティング広告は、分析・改善がしやすいのもメリットの1つです。リスティング広告では、配信した広告の結果が配信後すぐに管理画面に表示されます。また管理画面で確認できる項目も多く、配信結果の分析・改善がしやすい傾向にあります。
■確認できる項目の例
- 広告の表示回数:広告が何回表示されたか
- クリック数:広告が何回クリックされたか
- クリック単価:1クリックあたりいくらかかったか
- コンバージョン数:広告経由で「商品購入」「問い合わせ」などの成果が何回あったか
リスティング広告の5つのデメリット
リスティング広告は、同時にデメリットも存在します。リスティング広告のデメリット5つは、下記になりますので、それぞれ解説していきましょう。
デメリット1 分析・改善を継続する必要がある
リスティング広告は、分析・改善を継続して行う必要があります。同じ広告をいつまでも配信していると効果が薄れてしまうためです。
また、キーワードが検索される回数や、ユーザーのニーズなども日々変化します。広告の表示回数やクリック数から、ユーザーの動向を観察・分析することも必要です。
デメリット2 予算が少なすぎると分析・改善が難しい
予算が少なすぎる場合、分析・改善が難しいという点もデメリットです。リスティング広告は低予算からでも出稿可能ですが、あまりにも予算が少ないと、配信量が少なくなってしまいます。その結果データが集まらず、分析・改善がしづらくなってしまいます。
<分析・改善しづらい例>
■配信状況
- 1ヵ月に1万円のみ使う設定でリスティング広告を配信
- 広告文Aを経由したコンバージョンが1件、広告文Bを経由したコンバージョンが1件
- 月の前半で予算の1万円を使い切って、配信が停止した
※コンバージョンを獲得するのにかかった金額は同じ
■改善すべき点がわかりづらい…
- 今後新たな広告文を作成する場合、Aに寄せるべき?Bに寄せるべき?
- 月の後半にも広告を配信するべき?
- 広告文AとB、どちらをクリックしたユーザーを重視すべき?
例のような配信だと、分析や改善が難しくなります。逆にある程度の配信を行えば、クリック数やコンバージョン数も多く集まると考えられるため、改善のヒントが見えやすくなります。
デメリット3 キーワードによってはクリック単価が高い
キーワードによってはクリック単価が高く、予想以上に予算がかかってしまうという点も、デメリットのひとつです。
下記のようなキーワードに配信した場合、クリック単価が高くなってしまいます。
- 検索量が多い
- 多くの広告主が広告を出稿している
例えば、「電子レンジ」「冷蔵庫」など、1語のキーワードが該当します。これらの条件に当てはまるキーワードは、多くの広告主が配信を希望するため、クリック単価が高くなる傾向にあるのです。
この場合は、キーワードを「単語を2つ以上組み合わせたもの」にすることをおすすめします。キーワードは、2つ以上組み合わせることでニーズが細分化され、配信量やクリック単価も抑えられます。
<ビッグワードの単価を下げる工夫:キーワードを2つ以上組み合わせる>
- △「電子レンジ」→電子レンジについて調べたすべての人に広告が配信される
- ○「電子レンジ 安い」→主に安い電子レンジを探している人に広告が配信される
- ◎「電子レンジ 安い 一人暮らし」→主に一人暮らし向けの安い電子レンジを探している人に広告が配信される
デメリット4 避けられてしまう可能性がある
リスティング広告は、「広告」というだけで避けられてしまう可能性がある点もデメリットです。画像のように、リスティング広告には「広告」という文字が表示されます。そのため、広告を嫌っているユーザーにはクリックされない可能性があります。
たとえキーワードに対して興味関心や強い悩みを持つ人だとしても、広告を避けるユーザーは一定数存在するものです。そのようなユーザーは諦めるか、自然検索で上位表示を狙う必要があります。
自然検索で上位を狙う方法は、下記の資料にまとめているため、興味があればダウンロードしてみてください。
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デメリット5 認知拡大には不向き
リスティング広告は、認知拡大、つまり「より多くの人に知ってもらう」ことには不向きです。リスティング広告はクリック単価が高く、多くのユーザーに配信して認知してもらうには、広告費が跳ね上がってしまうためです。
リスティング広告が効果を発揮しやすいシーン
実際にリスティング広告を活用する場合に、効果を発揮しやすいシーンをまとめました。
- 期間限定の商品やサービスを宣伝する場合
- 即効性を求めている場合
詳しくお伝えしていきます。
期間限定の商品やサービスを宣伝する場合
期間限定の商品やサービスを宣伝する場合、リスティング広告は効果的です。リスティング広告では、配信開始時間と終了時間を設定できるため、余分な広告費を使う心配がありません。
またGoogle広告では、期間限定の広告に合わせて使用できるオプションも用意されています。このオプションを使うことで、クリック率や成約率を高めることが可能です。これらの理由から、リスティング広告は期間限定の商品やサービスを宣伝する場合に向いています。
即効性を求めている場合
「すぐにでも商品(サービス)を売りたい!」と思っている場合、リスティング広告は効果的です。リスティング広告は設定したその日から配信することができます。さらに狙ったターゲットにピンポイントで広告を表示できるため、配信を開始したその日から商品が売れることもあります。
リスティング広告を効果的に活用して売上アップにつなげよう
リスティング広告は、非常に大きな力を持つ集客方法のひとつです。メリット・デメリットをしっかりと理解し、有効に活用していくことで、売上アップを狙っていきましょう。
ただしリスティング広告は「広告は見ない人」にはクリックしてもらえません。また、配信を続ける限り継続的な広告費用がかかります。このようなデメリットを解消したい場合には「SEO」が向いています。SEOとは「検索エンジンで上位表示を狙う施策のこと」で、リスティング広告と併用するのがおすすめです。
なお、ナイルでは、成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。
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