ゴールデンタイムのテレビCM料金を解説!費用はどれくらい掛かるのか
テレビには、ゴールデンタイムと呼ばれる放送時間帯があります。多くの人が視聴する時間帯のため、番組への注目度が高く、各放送局が力を入れている時間帯です。また、CMを流す時間帯としても、ゴールデンタイムは人気があります。
ここでは、ゴールデンタイムのCMがどのくらいの費用がかかるのか解説するほか、テレビCMにおける放送料金の仕組みについても説明します。
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目次
ゴールデンタイムとは?
ゴールデンタイムとは、テレビ番組の放送時間帯を指す名称の1つで、具体的には19〜22時を指し、1日の中でもっとも視聴率が高い時間帯と言われています。
そのため、テレビ局にとっては番組制作にもっとも力を入れている時間帯といってもいいでしょう。
ゴールデンタイムでは、家族や子どもの視聴者が多いため、主に家族向けの花形番組が放送されています。アニメやドラマのほか、バラエティ番組などが放送されています。
ゴールデンタイムによく似た放送時間帯の名称で、プライムタイムと呼ばれるものもあります。
プライムタイムとは、テレビが放送される時間帯の19〜23時を指す言葉です。
つまりプライムタイムのうち、もっとも視聴率が高い時間帯がゴールデンタイムという関係性になるわけです。
ゴールデンタイムとプライムタイムの違いとは?
ゴールデンタイムとプライムタイムの違いは、放送時間とターゲットとなる視聴者層です。
プライムタイムには22時以降も含まれるため、大人向けの番組も放送されます。例えば、報道特番や、視聴者の年齢層を高めに設定したドラマ、バラエティ番組などが挙げられます。
ほかにも、ゴールデンタイムとプライムタイムには、放送できるCMにも違いがあります。ゴールデンタイムでは、青少年育成の観点から、CMを放送できなかったり、放送の時間量(本数・秒数など)に制限があったりする業種があります。
ゴールデンタイムのCM料金はどのくらい?
テレビでCMを放送する場合、広告料金が発生します。この料金はCMが放送される時間帯によって変動があり、特にゴールデンタイムは視聴率が高く、スポンサーがつきやすいことから、高額に設定されることが多くあります。
テレビ業界ではCMの放送料金を、視聴率によってランク付けしています。放送局ごとに、下の図のようなタイムランク表というものが作成されています。
※上記の画像はタイムランク表の一例です。実際は各放送局によって異なります
タイムランク表の時間帯の分け方は放送局により異なりますが、ゴールデンタイムのようにもっとも割高な時間帯をAタイムと設定している局が多いです。
例えば、ゴールデンタイムにCMを流したいなら、Aタイムに設定していきます。AタイムでCM1本を流す場合には、最低どのくらいの費用がかかるかを表す、「A単価」と呼ばれる指標があります。
例えば、パーコストが1万円で、A単価が50万円の場合、100万円で出稿すると、Aタイムで放送できるCM本数は2本になります。
こうしたゴールデンタイムの料金設定は、テレビ局により差があり、地方局とキー局でも異なります。さらにA単価においては、地方局とキー局で10倍以上変わってくることもあり、さまざまな条件によって違いが見られます。
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テレビの三冠王って何? それぞれの時間帯の呼称について
テレビ業界には、視聴率に関係する言葉で「三冠王」という用語があります。
テレビ番組の放送時間帯の名称には、先ほど紹介したゴールデンタイム、プライムタイムのほかに、全日と呼ばれるものがあります。この3つすべての時間帯で平均視聴率がトップだった放送局を三冠王と呼びます。
全日とは、6〜24時のことで、多くの視聴者が朝起きてから寝るまでの時間帯となります。
全日では、1日全体(特に6〜24時の間)での平均視聴率を比較し、ゴールデンタイムやプライムタイムでは、テレビの視聴者数がもっとも多い時間帯での視聴率を比較します。
年間を通じて、どの放送局の視聴率が高かったのかを測っていたことから、三冠王という考え方が生まれました。ちなみに、三冠王を競っているのは民間の放送局のみで、公営放送であるNHKは、三冠王争いの中には含まれていません。
プラチナ、ノンプライムとは?
全日・プライムタイム・ゴールデンタイム以外にも、放送時間帯には独自の名称があります。
全日からプライムタイムを抜いた時間帯を、「ノンプライムタイム」と呼びます。ノンプライムタイムは、6〜19時、23〜24時が該当します。
ノンプライムタイムの時間帯に放送されている番組の例として挙げられるのは、情報系の帯番組です。在宅している主婦層に向けた情報系番組やワイドショーなどが、主にノンプライムタイムで放送されています。一方、深夜の時間帯には、報道系の番組のほか、近年では深夜向けのバラエティ番組などが放送されています。
ほかにも 「プラチナ」と呼ばれる、日本テレビが独自に区分している深夜枠もあります。プラチナは、23〜25時を指し、深夜向けバラエティ番組などが放送されています。
プラチナの特徴は、ゴールデンタイムやプライムタイムと比べて、さらに遅い時間帯であること。視聴者が限定されるため、高視聴率を獲得するのが難しく、ゴールデンタイムやプライムタイムのようにCMの広告料金が高くないのも特徴です。
ゴールデンタイムのCMを活用しよう
ゴールデンタイムは1日の中でもっとも視聴者の多い時間帯のため、ビジネスの面からも非常に重要視されています。ゴールデンタイムにCMを流すことをうまく活用すれば、大きなビジネスが展開する可能性があります。
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