Yahoo!広告とは?機能やGoogle広告との違いを徹底解説!
Yahoo!広告(LINEヤフー for business)とは、Yahoo!の関連サービスにバナー広告や検索広告などさまざまな種類の広告を出稿できるサービスです。本記事では、Yahoo!広告の基礎知識から主な機能、Google広告との違いまでを詳しく解説します。
なおナイルでは、Yahoo!広告の中でも代表的な「リスティング広告」の必須知識をやさしくまとめた資料「やさしく解説!リスティング広告の基本」を無料で配布しています。お気軽にダウンロードの上、ご覧ください。
目次
Yahoo!広告とは
Yahoo!広告とは、Yahoo!関連サービスに表示される広告のことです。
以前は、「Yahoo!プロモーション広告」という名称でしたが、2020年から「Yahoo!広告」に名称を変更しました。さらに、2023年10月1日からは「Yahoo!広告」と「LINE for business」が統合し「LINEヤフー for business(※)」に変更となっています。
(※)本記事では、便宜上Yahoo!広告という名称でご説明します。
これまではYahoo!関連サービスのみの広告でしたが、サービス統合により今後はLINE関連サービスへの広告出稿も可能となりました。
Yahoo!広告の種類
Yahoo!広告は、1種類の広告を指すのではありません。複数の種類があり、それぞれの表示形式は異なります。具体的には、大きく分けて以下の3種類です。
- 検索広告
- ディスプレイ広告(運用型)
- ディスプレイ広告(予約型)
それぞれ詳しく解説します。
種類1 検索広告
検索広告は、Yahoo! JAPANの検索画面内のスポンサー枠に表示される広告で、リスティング広告とも呼ばれます。検索結果の目立つ箇所に表示できるため、多くのユーザーに広告を表示できることがメリットです。
また、検索キーワードに対して広告を出せるため、ユーザーが検索している理由や目的を予測しながら広告をカスタマイズできます。
実際の掲載箇所は以下のとおりです。
上記のように検索結果に「スポンサー」と表示されている枠に広告内容が表示されます。広告は、テキストベースでの表示となり、バナーや動画などは利用できません。
リスティング広告の詳しい解説は、以下の記事でも詳しく解説しています。併せて参考にしてください。
種類2 ディスプレイ広告(運用型)
ディスプレイ広告(運用型)とは、ウェブサイトやアプリ内の広告枠に表示される広告です。バナー形式で画像や動画、テキストを活用して広告を作成できます。
検索キーワードに対して広告を出す検索広告とは異なり、ユーザーの性別や年代などの属性や興味関心によって絞り込めることが強みです。
実際の掲載画面は以下のとおりです。赤枠の箇所に表示されます。
ディスプレイ広告は、問い合わせや商品購入などの「獲得」を目的とした場合だけではなく、商品やサービスの「認知」を目的とした場合でも活用されます。
種類3 ディスプレイ広告(予約型)
ディスプレイ広告(予約型)は、配信する広告枠の場所と時間を事前に指定して予約できる広告です。特定のサイトを指定して「この広告枠に、この期間がっつり広告を配信したい」という場合に向いています。
広告の表示回数も保証されており、画像や動画、バナー広告などが一定の条件でユーザーに視認されるまで表示されることも特徴です。
なお、ディスプレイ広告(予約型)は、Yahoo!が取り扱い契約を結んでいるセールスパートナーを通してのみ出稿できます。どの企業でも管理画面から出稿できるわけではないため、配信を希望する際は、Yahoo! JAPAN セールスパートナーの一覧に登録のある広告代理店に問い合わせてください。
Yahoo!広告の費用目安と課金方式
Yahoo!広告の費用目安と課金方式を以下の表にまとめました。
種類 | 課金方式 | 費用目安 |
---|---|---|
検索広告 | クリック課金型 | 1クリックあたり数円〜数十円 |
ディスプレイ広告(運用型) | クリック課金方式 ※一部を除く |
1クリックあたり数円〜数十円 |
ディスプレイ広告(予約型) | 広告枠の種類によって異なる | 広告によって異なる
価格例)
|
Yahoo!広告とGoogle広告の違い
Yahoo!広告とGoogle広告の違いを、以下6つの項目に分けて解説します。
- 違い1 ユーザーの年代
- 違い2 ターゲティング
- 違い3 掲載場所
- 違い4 入稿規定
- 違い5 バナーサイズ
- 違い6 広告表示オプション
なお、Google広告について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
違い1 ユーザーの年代
GoogleとYahoo!は、各サービスを利用するユーザー層の年代に以下の違いがあります。
出典:マナミナ
上記のデータから、以下の傾向があるといえます。
- Yahoo!:40代以上の女性利用者が多い
- Google:20〜30代の男性利用者が多い
性別や年代で取り扱っている商品やサービスのターゲットが明確な場合は参考にしながらどちらを活用するかを検討してください。
とはいえ、どちらも利用者の母数が多いので、「自社のターゲットの割合が少ない=配信しないほうが良い」というわけではありません。予算があるのであれば、GoogleとYahoo!どちらにも配信することをおすすめします。
違い2 ターゲティング
Yahoo!広告とGoogle広告は、ターゲティングにも違いがあります。
Yahoo!広告 | Google広告 |
---|---|
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|
参考1:Google広告ヘルプ
参考2:Yahoo!広告ヘルプ
ただ、Yahoo!の検索広告では、ユーザーの年齢や性別は指定できません。年齢や性別をターゲティングしたい際は、「〇〇 30代」や「〇〇 女性」など、キーワードで疑似的にターゲティングをする必要があります。
とはいえ上記のようにキーワードを指定しすぎると配信ボリュームが極端に減ってしまい、成果が出にくくなるケースも少なくありません。そのため、最初は無理にキーワードを絞りすぎず、効果に合わせてキーワードを除外・指定していくことをおすすめします。
違い3 掲載場所
Yahoo!広告とGoogle広告では、掲載場所にも違いがあります。違いと表示されるサイトやサービスの一部を以下の一覧表にまとめました。
Yahoo!広告 | Google広告 |
---|---|
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|
参考1:Google広告ヘルプ
参考2:LINEヤフー for Business
上記は、掲載場所の例として一部のみの掲載です。Googleはすべての検索パートナーを公開しているわけではないため、一覧以外のサイトに表示される場合もあります。
また、LINEとの合併により、今後は上記に加えてLINE関連のサービスにも掲載されることも考えられるでしょう。
違い4 入稿規定
入稿規定とは、広告のテキストに利用できる記号や数字、半角、全角などをまとめたルールのことです。Yahoo!広告とGoogle広告の入稿規定の違いを以下の表にまとめました。
種類 | 具体例 | Yahoo!広告 | Google広告 |
---|---|---|---|
ひらがな、カタカナ | あ ア | 全角のみ | 全角のみ |
括弧 | ()【】『』 | 全角のみ | 全角のみ |
英数字 | 2 2、5 5 | 半角、全角 | 半角、全角 |
引用符 | “ ”‘‘ | 半角、全角 | 半角、全角 |
句読点 | 、。 | 全角のみ | 全角のみ |
パーセント記号 | % % | 半角、全角 | 半角、全角 |
中黒・中点 | ・ | 全角のみ | 全角のみ |
円マーク | ¥ | 全角のみ | 全角のみ (通貨記号としてのみ利用可) |
参考1:Yahoo!広告ヘルプ
参考2:Google広告ヘルプ
違い5 バナーサイズ
バナーサイズは、広告枠に表示される画像や動画タイプの広告の大きさや比率の規定です。
以下では、Yahoo!広告とGoogle広告で違いがあるバナーサイズを一部抜き出して比較しました。
バナーサイズ | Yahoo!広告 | Google広告 |
---|---|---|
200×200 | × | 〇 |
250×250 | × | 〇 |
300×250 | 〇 | 〇 |
300×50 | × | 〇 |
580×400 | × | 〇 |
600×360 | 〇 | × |
600×600 | 〇 | × |
970×250 | × | 〇 |
参考1:Yahoo!広告ヘルプ
参考2:Google広告ヘルプ
バナーサイズをアップロードする際のファイルサイズ上限にも違いがありYahoo!広告は上限3MBまで(300KB以内推奨)、Google広告は 上限150KBまでとなっています。
違い6 広告表示オプション
広告表示オプションとは、通常の広告にプラスアルファで情報を表示できる機能のことです。例えば、店舗の電話番号や住所、商品の価格、アプリダウンロードへのリンクなどを設置することができます。
Yahoo!広告とGoogle広告は、広告表示オプションにも違いがあるため、以下にまとめました。なお、Google広告は現在、「オプション」から「アセット」という名称に変更されています。
Yahoo!広告 | Google広告 |
---|---|
|
|
参考1:Google広告ヘルプ
参考2:Yahoo!広告ヘルプ
違いを確認すると、Google広告の方が幅広い広告表示オプション(アセット)に対応していることがわかります。
ここまで読んで、自社で取り組むのは難しそう、外注したいと思われましたら、一度ナイルまでご相談ください。
Yahoo!広告の3つのメリット
Yahoo!広告を利用するメリットを以下の3つに分けて解説します。
それぞれ詳しく解説します。
メリット1 細かなターゲティングが可能
Yahoo!広告は、地域、興味関心、属性別に細かなターゲティングができます。そのため、性別や年代、特定の地域や場所にいる人に向けて広告を出したいという希望にも対応することが可能です。
例えば、新橋にいる40代男性、ビジネスに関連するキーワードで検索をしたユーザーのみにターゲティングして広告を配信できます。ビジネスパーソン向けの商品やサービスを提供している場合、このように関連する顧客層を絞り込むことで潜在顧客を見つけやすくなるでしょう。
メリット2 予算に合わせて広告費を調整できる
Yahoo!広告では、事前にトータル予算や1日の予算上限を設定できるため、広告費をコントロールすることができます。これにより、配信ペースを一定にしたり、予算を超えて料金が発生してしまうリスクを抑えたりすることが可能です。
予算設定は1日100円以上、100円単位から設定できるため、予算が少なく少額でテストしながら運用を進めたいという方でも利用できます。
メリット3 広告の種類を選べる
Yahoo!広告には、記事の前半でも紹介したように検索広告やディスプレイ広告(運用型・予約型)など複数の種類から目的に合わせて選択できます。
また、検索広告は一度クリックしたユーザーのみにディスプレイ広告を表示させるなど、各広告を組み合わせた運用で効果を高められることもメリットです。
Yahoo!広告の3つのデメリット
Yahoo!広告には、以下の3つのデメリットが考えられます。
それぞれ以下で詳しく解説します。
デメリット1 管理画面の操作や設定に手間がかかる
Yahoo!広告で複数の広告を運用する場合は、操作や設定に手間がかかることがデメリットです。慣れるとシンプルで使いやすい管理画面ではありますが、最初は言葉の意味や機能についてよくわからず、混乱してしまう人もいます。
とはいえ、2~3週間もすれば最低限の操作には慣れるケースが多いため、最初は踏ん張り時と考え管理画面を触ってみてください。
デメリット2 Google検索よりも利用ユーザーが少ない
検索広告で比較すると、Yahoo!検索はGoogle検索のユーザーよりも利用者が少ないことがデメリットです。検索するユーザーが少ないということは、それだけで広告が表示される回数が少なくなるとも考えられます。
しかし、検索ユーザーが少ないとしても、ユーザー層はGoogle検索とは異なるため、目的を明確にしてターゲティングを活用すればデメリットばかりではありません。これまでGoogleの検索広告のみを使っていたという方は、Yahoo!検索を利用する新しいユーザーに広告をリーチするチャンスとなります。
デメリット3 審査が厳しい
Yahoo!広告は、Google広告と比較して審査が厳しいことがデメリットです。Yahoo!広告の審査には、システムによる自動審査と担当者による目視での審査が行われます。
審査日数はGoogleが1営業日程度で完了する一方、Yahoo!広告は3営業日程度が一般的です。そのため、配信開始日が決まっている場合や、お急ぎの場合は早めの設定、審査が必要となります。
Yahoo!広告のおすすめ機能
Yahoo!広告で利用できる6つのおすすめ機能をまとめました。
以下で詳しく解説します。
自動運用ルール
自動運用ルールは、事前に設定したルールどおりに自動入札やキーワード追加などを進めてくれる機能です。検索広告、ディスプレイ広告のどちらでも利用できます。
検索キーワードを定期的に確認しながら手作業で追加する手間を減らしたいという方も、設定することでルールどおりに自動追加してもらうことが可能です。
広告主専用窓口でのサポート
Yahoo!広告には、利用中の会社や担当者のみが利用できるサポート窓口があり、電話・チャット・メールでの問い合わせに対応しています。広告の運用や設定方法で困った際は、直接相談できるため、初めて運用するという方も心強いでしょう。著者も問い合わせを行ったことが複数回ありますが、丁寧にわかりやすく対応いただき、疑問は解決しました。
また、操作方法や利用方法などのよくある質問が、ヘルプ画面にわかりやすくまとめられている点も強みです。
最適化提案
Yahoo!検索広告の管理画面にある、最適化提案というおすすめ機能です。以前までは「キーワードアドバイスツール」という名称でしたが、2023年5月31日に提供を終了し、最適化提案に統合しています。
主に、キャンペーンごとの予算の推奨金額を表示してくれる機能や、関連性の高いキーワードを見つけて表示してくれる「新しいキーワードの追加」機能などを利用可能です。できるだけ手間をかけずに運用したい方や、広告の運用担当者が決まっていないという方でもこの機能を使って定期的に金額や設定を見直すことで効果を最大化できるでしょう。
対象外キーワードリスト
対象外キーワードリストは、広告を出している商品やサービスとは関連性の低いキーワードを除外できる機能です。不要なキーワードを除外することで、広告を届けたいユーザーのみに広告を表示させられます。
単純に除外するだけではなく、完全一致や部分一致など目的に合わせて設定できるため、出稿の目的に合わせて設定することがおすすめです。
サーチキーワードリスト
サーチキーワードリストは、過去にYahoo!検索で検索したキーワードをもとに、ディスプレイ広告を表示できる機能です。一度特定のキーワードで検索したことのあるユーザーに関連する広告を表示することでクリック率やコンバージョン率のアップを目指します。
例えば、千葉県で不動産業を行っている会社が広告を出す場合、「千葉 マンション」というキーワードで検索した履歴のあるユーザーに対して、ディスプレイ広告を表示するなどの設定が可能です。
このように、サーチキーワードリストを活用することで、不特定多数のユーザーに広告を表示させるよりも高い効果を期待できます。
オーディエンスリスト
オーディエンスリストは、広告を配信したいユーザーをまとめたリストのことです。ウェブサイトやアプリを閲覧したユーザーなどをまとめられます。まとめたリストはさらにタグなどを設定して細かくリスト化し、それぞれのリストごとに広告を出すことも可能です。
このリストは自社で集めた情報をもとに作成するだけではなく、Yahoo!のサービス全体で蓄積したデータを共有してくれる共通オーディエンスリストも活用できます。
Yahoo!広告の効果を得やすい企業
ここまで、Yahoo!広告のメリットやデメリットを解説しました。ここからは、Yahoo!広告によって効果を得やすい企業の例を以下の4つに分けてまとめていきます。
- 30代以上がターゲットの企業
- 女性に広告を配信したい企業
- 信頼できるサイトに広告を出稿したい企業
- すでにGoogle広告を運用中の企業
以下では、なぜ効果を得やすいのかを具体的に解説します。
30代以上がターゲットの企業
Yahoo!広告は、30代以上から年代が高くなるにつれユーザー層が厚くなっているといわれています。またYahoo!広告のディスプレイでは、ユーザーの年代を指定して広告を表示させることが可能です。そのため、若年層ではなく30代以上がターゲットの商品やサービスを展開しているという方はYahoo!広告の活用をおすすめします。
女性に広告を配信したい企業
Yahoo!広告では、女性の利用者が全体の6割以上(※)となっています。そのため、女性向けの広告を出稿したい企業との相性が良いといえるでしょう。
(※)参考:Yahoo!派?Google派?検索サイト利用実態レポート
ターゲティング設定では、性別で絞り込むこともできるほか、前述した年代別のターゲティングと組み合わせられるため、30代と40代の女性のみに絞り込んだ広告出稿も可能です。
信頼できるサイトに広告を出稿したい企業
信頼できる大手サイトのみに広告を出稿したい企業にもメリットが大きいといえます。なぜなら、Yahoo!広告で出稿する広告は、Yahoo! JAPANや関連サイト、サービスのみにしか表示されないからです。
一方で、Google広告を使用する場合は、広告の掲載される場所が多種多様でコントロールが難しくなっています。ブランディングを大切にしたい企業や、意図しないウェブサイト・アプリに広告が表示されるリスクを防ぎたいという企業にとってもYahoo!広告の利用はおすすめです。
すでにGoogle広告を運用中の企業
これまでにGoogle広告を運用してきた企業にとってもYahoo!広告の活用で高い効果を目指せます。なぜなら、前半でも解説したように、Google広告とYahoo!広告の利用ユーザーは異なり、これまでリーチできていなかったユーザーに広告を届けられるからです。
もしすでにGoogle広告で成果が出ている場合は、Yahoo!広告内でも類似のターゲティングで広告を出稿するだけで、コンバージョンの拡大を狙えます。
また、同時に運用することでGoogle広告とYahoo!広告がどのように違うのかを比較しやすいため、使い分けながら効果の高い広告を見つけるきっかけとなるでしょう。具体的には、それぞれ同じような条件で効果測定をして反応率の高いプラットフォームに徐々に切り替えていくなど、運用の幅や可能性が広がります。
Yahoo!広告の登録から掲載開始までの大まかな流れ4ステップ
Yahoo!広告の登録から掲載開始までの流れを4ステップで解説します。
- ステップ1 Yahoo!広告に申し込みビジネスアカウントを作成する
- ステップ2 広告アカウントを作成する
- ステップ3 広告の内容を設定する
- ステップ4 審査完了後に掲載が開始される
大まかな流れを理解して登録をスムーズに進めましょう。
ステップ1 Yahoo!広告に申し込みビジネスアカウントを作成する
まずはYahoo!広告の申し込みページからYahoo!広告用のビジネスアカウントを作成します。入力には会社名や運営サイト、住所や電話番号など、一般的な取引に必要な情報を入力します。法人または個人事業主としての登録が必須となっているため、事業を行わない個人の方は登録できません。
その後、利用規約や規定などの確認、同意することで申し込み、電話番号の認証などを進めます。申し込みが完了したら、ビジネスアカウントの情報が記載されたメールが届くまで待ちましょう。
ステップ2 広告アカウントを作成する
続いて、広告アカウントを作成するステップです。広告アカウントは利用する広告の種類別に作成する必要があります。
以下から利用したい広告の種類を選択してアカウントを作成していきましょう。
出典:Yahoo!広告ヘルプ
次に、以下のアカウント情報を入力します。アカウント名や月額予算、申し込みURL、代理店がいる場合はその情報の入力も必要です。全項目を入力したら確認ボタンを押して確定させます。
出典:Yahoo!広告ヘルプ
確定後、審査が完了するまでには一定の時間がかかります。審査の状況は「アカウント管理」→「契約状況」から確認可能です。
この項目が「確定待ち」となると審査が完了しているため、規約への同意と決定でYahoo!広告のアカウント設定が完了となります。
ステップ3 広告の内容を設定する
続いて、広告管理ツール画面から実際に出稿する広告を設定します。まずはYahoo!広告で利用できる広告の検索広告とディスプレイ広告(運用型)のどちらかを選択しましょう。
広告を表示させるターゲットの年齢や興味関心などのターゲティング設定、1日の予算設定、ディスプレイ広告の場合はバナー画像の設定を進めます。また、掲載期間や入金設定なども必要です。入力が完了したら確定しましょう。
ステップ4 審査完了後に掲載が開始される
広告設定の完了後は、広告の審査が完了した後に広告掲載が開始されます。そのため、広告で利用できない表現や入稿規定などに誤りがないかを確認しながら広告を設定することが必要です。
無事に広告運用が開始されたら、以下の広告ツール画面で成果を確認します。
出典:Yahoo!広告ヘルプ
インプレッション数やクリック数、クリック率など重要なデータを確認できるため、設定内容を定期的に変更しながらデータの動向をチェックしていきましょう。
以上が、Yahoo!広告を登録してから広告が配信されるまでの大まかな流れです。
Yahoo!広告で失敗しないための4つのポイント
成果が出ない広告にコストをかけてしまうと、売り上げにつながらないコストが徐々に増加してしまい結果的に大きな損失となるリスクがあります。
ここでは、Yahoo!広告で失敗しないための4つのポイントを解説します。
それぞれ確認していきましょう。
ポイント1 ターゲティングの精度を高める
ターゲティングの精度を高めることで、届けたいユーザーに確実に広告を届けることも失敗しないためのポイントです。なぜなら、広告の表示回数やクリック回数によってコストが増えるため、潜在顧客以外に配信してしまうと効果の出にくい広告のコストが高くなってしまうからです。
例えば、20代女性向けの美容商品を取り扱う企業の場合、40代以上の女性には配信させないようなターゲティング設定が有効になる可能性があります。また、美容に興味関心の低いユーザーを除外するような設定も一般的です。このように、仮説を立てながら施策とデータを確認しながら精度を高めていきましょう。
なお、興味関心や年齢のターゲティングだけでは成果が出ないことも少なくありません。その場合、さまざまなターゲティングを組み合わせたり、検索広告と連動したリターゲティングに絞ったりすることが重要です。
ポイント2 クリエイティブの改善を続ける
ディスプレイ広告を利用する場合、広告運用のクリエイティブは1種類ではなく、複数のバナーや広告テキストをテストしながら効果を測定することが重要となります。なぜなら、データをとってクリエイティブの効果をテストすることで、どの訴求が対象ユーザーに刺さるのかを確認できるからです。
なお、広告を運用する場合、クリエイティブよりもターゲティングの設定や改善ばかりを気にしてしまうこともあるでしょう。もちろん、どちらも非常に重要ですが、成果に直接影響するのは「実際にユーザーが目にするクリエイティブ」だと再認識することも重要です。
そのため、クリエイティブのPDCAは繰り返し続けることが大切といえるでしょう。また、多くのユーザーに見られ続けた結果、飽きられてしまい効果に悪影響を及ぼす「摩耗」が発生する場合もあるため注意が必要です。
著者の経験では、広告の効果への影響度の目安は「ターゲティング2~3:クリエイティブ7~8」と考えています。
ポイント3 適切なキーワードを追加する
検索広告の運用で失敗を防ぐためには、自社商品やサービスに適切なキーワードを追加することも大切です。検索広告では、購入や申し込みに近い顕在顧客に対する広告配信が必要となります。ターゲットとなるユーザーがどのようなキーワードで検索するのかを理解することや、検索エンジンの仕組みを最低限知っておくことも重要です。
ターゲットがよく検索しているキーワードや反応するキーワードをデータから選定して追加する、またはバナーなどに追加することで、顕在・潜在顧客にクリックしてもらうことができるでしょう。
ポイント4 運用代行会社に依頼する
最後に、自社で運用するのではなく広告運用の代行会社に依頼することも失敗を防ぐための重要なポイントです。運用代行会社は、これまでにも広告運用を代行してきた実績があり、ノウハウを蓄積しています。
それでも自社で運用したいという場合は、初期段階は広告運用のインハウス化支援サービスやコンサルティングを活用し、データやノウハウを蓄積してから自社のみで運用することがおすすめです。
運用手数料を抑えるために自社で運用した結果、数十~数百万の広告費を投資しても、コンバージョンがほとんど発生せず失敗してしまうというケースも少なくありません。
信頼できる運用代行会社に依頼したいという方は、ナイルの広告運用代行サービスへの依頼がおすすめです。ぜひこちらからお問い合わせください。
Yahoo!広告を理解して最大限に活用しよう
Yahoo!広告は、Google広告と比較するとユーザー数が少ないものの、信頼できるサイトへの出稿やターゲティング精度の高さなど、一度は使ってみるべきメリットの多い広告プラットフォームです。
しかし、広告運用はただ運用するだけではなく、その先のコンバージョンを獲得しなければ失敗に終わってしまいます。確率を高めるためには、広告運用のプロに一度相談することがおすすめです。
ナイルではYahoo!広告を含めたウェブ広告運用サービスを行っています。手間をかけずにスムーズな広告運用を検討中の方は、まず無料相談をお試しください。
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