CMの制作会社の選定ポイントは?おすすめの制作会社6選【2021年版】
テレビCMを制作するとき、どの制作会社に依頼すればいいのか、わからないという人は多いでしょう。
ここでは、制作会社を選ぶときのポイントや、CMにかかる費用について解説します。また、編集部が選んだ、おすすめの制作会社についてもご紹介します。
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目次
CMの制作会社とは?
CMの制作会社とは、言葉どおりではありますが、CMを制作している会社のことを指します。
制作会社が行う仕事は、大きく分けると「企画」と「制作」があります。企画とは、CMのアイディアを出して内容を決めること。制作とは、その企画にもとづいて、撮影や編集を行ってCMを作ることです。
企画は広告代理店のプランナーが担当して、制作はCMの制作会社が行うことがありますが、企画と制作のどちらもCMの制作会社が担う場合もあります。
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CMの制作会社を選ぶ際の4つのポイント
CMの制作会社を選ぶ際には、どのような点に気をつければいいのでしょうか。ここでは、4つのポイントに絞ってご紹介します。
ポイント1:どのような実績があるのか
まず、CMの制作会社の実績は、必ずチェックしてください。YouTubeをはじめとした動画配信サービスが増えたことで、動画コンテンツの需要が伸び、それに伴って動画制作会社が数多く生まれています。それだけ、制作会社の実力はピンキリな状態にあり、中にはクオリティが低い制作会社も存在します。
ウェブ上に掲載されているこれまで制作した実績を確認することで、ある程度、制作会社としての経験を把握できるはずです。目安になるのは、やはり知名度のあるCMを制作しているかどうか。これは、それだけクオリティが高く、視聴者に関心を持ってもらうCMを制作できることの証明になります。ただし、知名度のあるCMではなくても、CMの内容が満足できるクオリティで、求めている内容に近ければ、依頼を検討してみてもいいでしょう。
また、CMにはさまざまな制作パターンがあります。制作会社によって、スタジオ撮影が得意なのか、ロケが得意なのか、編集技術が高いのか、さまざまな特徴があります。
タレントやモデルを起用して実写で制作するほか、CGやアニメーションで制作することも考えられます。自分たちが想定しているCMの内容を踏まえて、実績をチェックすることが重要です。
ポイント2:どのような制作体制なのか
どのような制作体制で、どのようなスタッフが所属しているのかは、チェックしておきたいポイントです。
具体的には、演出家、脚本家、カメラマン、美術デザイナー、音響といったスタッフが所属しているかどうかを、ウェブサイトで確認してみてください。もちろん、プロの外注スタッフによってクオリティの高いCM制作は可能ですが、スタッフが所属していれば、定期的に質の高いCM制作を行っている可能性が高いといえます。
また、自社スタジオの有無も確認しておきたいポイントです。自社スタジオを持っていない場合はスタジオを借りることになりますが、コストがかさみがちな上、スケジュール調整が難しくなることもあります。想定外の事態で、撮影内容や撮影日の変更が生じた場合、自社スタジオなら融通がきくこともあるでしょう。自社スタジオがないといけないわけではありませんが、ひとつの目安として依頼時の判断材料としてください。
ポイント3:どのくらいの制作費がかかるのか
CM制作において、どのくらいの費用がかかるのかは、依頼時に把握すべきです。最低3社は見積もりを取ってから、制作会社を選定するようにしてください。例えば、アニメーションか実写かで迷っているのであれば、アニメで2社、実写で2社と、ジャンル別に会社を分けて見積もりを取るといいでしょう。
また、見積もりの内訳を見て、どのような作業が含まれているのかを確認するようにしてください。作業内容を明確にしておけば、どこまでの作業が見積もり内で対応できるのか、どういう作業が発生すると追加費用が必要になるのかが明確になります。
気をつけておきたいのが、制作費が安ければいいというわけではないことです。CM制作力が制作費と比例している可能性がありますので、見積もりと実績を照らし合わせて判断するようにしてください。
ポイント4:CMの企画力があるかどうか
CMの制作会社の中には、企画力に強みを持っている会社があります。どのような目的でCMを制作しようとしているのか、その意図を把握した上で、効果的なCMを提案してくれます。
初めてCM制作をする場合、大まかなイメージだけで、具体的なCMの内容は曖昧なことが多いのではないでしょうか。企画力がない制作会社は、指示されたものを作るだけになって、結局はCM自体のクオリティが低いものになりがちです。コンサルティング領域まで意識して企画を提案してくれる制作会社に依頼することで、目的を明確にしたCMを制作することができます。
なお、前述したように、このコンサルティングの部分は広告代理店が担うことがありますが、それぞれの役割は明確にしておいてください。
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CMにかかる費用は「制作費」だけではない
CMにかかる費用には、制作費のほかにも放映料があります。制作費、放映料、それぞれどのような費用が発生し、相場はどのくらいなのか、しっかり把握しておきましょう。
制作費
制作費は、CMとして流す映像を制作するための費用です。例えば、知名度の高い有名人に出演してもらったり、海外でロケをしたりしたら、大きな費用がかかってきます。その一方で、出演者や撮影場所を調整することで、CMの制作費を安く済ませることもできます。
一般的な制作費の内訳については、10万~30万円程度の「企画・プランニング費」に、20万~80万円程度の「撮影費」、15万~40万円の「MA・編集費」が加わります。
企画・プランニング費
企画・プランニング費とは、CMの全体の構成を決めて、出演者の確定やスケジュール調節、音源の準備など、当日までの仕込みの作業に対する費用です。CMの構成を決めるには、商品やサービスの特徴、競合他社の戦略も踏まえる必要がありますので、広範囲にわたる業務となります。
撮影費
撮影に入ると、スタッフや出演者の人件費や機材レンタル代、ロケの費用、スタジオ利用代などがかかります。これが、撮影費にあたります。
MA・編集費
撮影が終われば、映像を編集して、ナレーションやテロップを入れたりします。これが、MA・編集費です。これらの費用については、CMをどれほど凝ったものに仕上げるかによって幅があります。
放映料
CMの放映料は、放送する時間帯やその枠の人気度のほか、全国ネットかローカル放送かによっても大きく変わってきます。地方の場合は、数万円でテレビCMを流すことができますが、関東ならば100万円ほどかかると考えておくといいでしょう。
また、放映料を考える上で、「タイムCM」と「スポットCM」の違いについて押さえておくべきです。タイムCMとは、番組のスポンサーとなり番組中に流れるCMのこと。一方のスポットCMとは、番組に関係なく時間枠を指定して放送されるCMのことです。スポットCMの場合は予算に合わせて、回数や曜日も調節できるのがメリットといえます。
旅行会社が旅行番組にCMを出したいような場合はタイムCM、短期間でキャンペーンを打ちたい場合はスポットCMが適しているといえます。ただし、タイムCMは2クール(6ヵ月)契約であることが多く、広告費が高くなります。大手会社以外は、スポットCMで短期的にCMを流すことが多くなるでしょう。
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厳選!おすすめしたいCMの制作会社
2021年現在、CMの制作会社には、どのようなところがあるのでしょうか。続いては、実績のあるCMの制作会社を、6社ご紹介します。
株式会社アームズ
株式会社アームズは、1960年に設立した老舗の動画制作会社です。CM制作を中心として多くの実績があり、プロモーション映像やイベント映像などの制作を手掛けています。
株式会社グラヴィタス
株式会社グラヴィタスは、2005年に設立された動画制作会社です。ミュージックビデオ、コマーシャル、デジタルコンテンツ、プロジェクションマッピングと、多種多様な映像作品を世に送り出しています。
株式会社サムシングファン
株式会社サムシングファンは、年間1,300件以上の動画制作を行っています。テレビCMをはじめ、ウェブCM動画、タクシー広告動画な、電車内広告動画など、さまざまな広告動画の制作が可能です。
株式会社ピクト
株式会社ピクトは、株式会社電通(現在の株式会社電通グループ)の100%子会社です。制作、撮影・照明、企画演出と、映像制作に必要な人材と機能のすべてを社内に備えているのが特徴。大企業からの依頼実績が多い点でも安心感があります。
株式会社VECKS
株式会社VECKSは、NHKをはじめとした在京キー局のテレビ番組などのCM制作を行っています。ウェブと連携したクロスメディア展開も行っており、制作だけではなく、動画を用いたPR戦略まで手掛けることが可能です。PR会社の株式会社ベクトルを親会社に持つという特徴があります。
株式会社ランニング
株式会社ランニングは、国内の有名CMコンテストの受賞実績を多数持つ、経験豊富なCMの制作会社です。ミュージックビデオの企画や制作なども行い、幅広い映像制作が可能です。
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安心できる実績豊かなCMの制作会社を探そう
CM制作は、一度やってみないことには、価格帯や必要なプロセスがわかりづらいでしょう。そのため、制作会社は実績があり、安心できるところから候補を絞ってみてください。
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