リスティング広告の運用代行のメリット・費用相場・注意点を解説
「リスティング広告の運用代行のメリット・デメリットや費用相場は?」
「どのような場合にリスティング広告の運用代行を利用するべき?」
「依頼する際に気をつけておくべきポイントは?」
このようなお悩みを持つ方に向けて、この記事ではリスティング広告の運用を代行する際に知っておくべき内容をまとめました。メリット・デメリットや費用相場、依頼する際の注意点など、失敗しないための重要なポイントをお伝えします。ぜひご一読ください。
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目次
リスティング広告の運用代行の費用相場
リスティング広告の運用代行にかかる費用は、広告費(純粋に広告の出稿にかかった費用)の20%程度が相場です。この費用は一般的に「運用代行手数料」という形で発生します。
■例:月間広告費が100万円の場合
100万円 × 20% = 20万円
→手数料は20万円
「広告費が少額(月額20万円以下など)の場合は最低5万円」といったように、最低手数料を設けている会社もあります。
初期費用がかかる場合もある
手数料のほかに、数万円の初期費用を設定している会社もあります。これは、イチから広告運用を始める際に以下のような工程が発生するためです。
- 業界・商材の理解
- アカウント開設
- 各種タグの設置・設定
- キャンペーンの設計・設定
- 広告文の作成・入稿
リスティング広告の運用代行の依頼がおすすめなシーン
リスティング広告の運用代行を依頼するか迷っている場合は、下記のシーンに当てはまるかどうかを確認してみてください。当てはまる場合は、運用代行を利用することをおすすめします。
おすすめなシーン | その他 |
---|---|
リスティング広告に詳しい社員がいない | 運用代行の場合、運用経験の豊富な担当者がサポートしてくれるため |
社内の運用リソースが足りない | 運用自体は基本的には運用代行に丸投げで、自社の作業は数値やレポートの確認だけになるため |
リスティング広告の効果を高めたい | 広告運用の専門家が代理店に蓄積されたノウハウをもとに運用することで、高い効果が期待できるため |
リスティング広告の運用代行を依頼する4つのメリット
ここからは、リスティング広告の運用代行を依頼することで得られるメリット4つをご紹介します。
メリット1 最新の情報や知識に基づいた運用ができる
運用代行を依頼することで、リスティング広告に関する最新の情報や知識に基づいた運用をできる点は、大きなメリットです。運用代行会社は、リスティング広告をはじめとしたウェブマーケティングに関する情報に、会社全体でアンテナを張っていることが多いです。運用代行に依頼することで、最新のマーケティング情報や知識に基づいて運用してもらえます。
メリット2 社内リソースを割くことなくリスティング広告を配信できる
社内リソースが足りない場合にも、リスティング広告の運用代行はおすすめです。ほとんどの場合、運用会社に依頼することで、リスティング広告の運用はすべて一任できます。マーケティング担当者であれば、ほかのマーケティング業務や戦略を考える時間にリソースを使うことが可能です。
メリット3 最新情報や最新機能を活用した運用が期待できる
リスティング広告の運用代行を依頼することで、最新情報や最新機能を活用した運用が期待できます。リスティング広告には、代理店しか入手できない最新情報や、代理店しか利用できない最新機能が存在します。多くの予算を投入する代理店に向けて、媒体側(GoogleやYahoo!)が最新情報をいち早く伝えたり、機能のβ版利用を可能にしたりするためです。代理店に運用を依頼することで、これらを活用した運用が期待できます。
メリット4 配信先の媒体を拡大しやすい
多くの代理店では、リスティング広告だけではなく、ディスプレイ広告やSNS広告の運用代行を依頼できます。そのため、以下のような場合にスムーズに施策を実施することが可能です。
- リスティング広告がうまくいって媒体を広げたい場合 例:リスティング広告がうまくいったのでFacebook広告も配信しよう
- リスティング広告と他媒体を組み合わせた広告施策を行いたい場合 例:リスティング広告を配信した人を対象に、ディスプレイ広告を配信しよう
リスティング広告の運用代行を依頼する3つのデメリット
リスティング広告の運用代行を依頼する際に発生する、3つのデメリットもお伝えします。
デメリット1 手数料がかかる
広告運用を代理店に依頼すると、運用代行の手数料がかかります。また、初期費用がかかる場合もあります。ただし、必ずしも「社内で運用したほうが安い」というわけではありません。社内で運用する場合も運用担当者の人件費は必要です。広告費の予算によっては、外注したほうがコストパフォーマンスが高い可能性もあります。
デメリット2 自社に運用ノウハウが蓄積されない
運用代行を依頼する場合、運用自体は代理店が行うため、自社に運用ノウハウが蓄積されません。広告アカウントの閲覧権限を付与してくれる代理店もありますが、ただ閲覧しているだけでは日々の変化を確認する程度に終わってしまいます。具体的に「今日○○を行った」という対応内容は、アカウントを見ているだけではわかりにくいため、「運用ノウハウを盗める」といった状況にはなりづらいのです。
デメリット3 広告内容の変更に時間がかかる場合がある
急な配信停止や方針変更を行いたい場合、運用代行を依頼していると対応に時間がかかる場合があります。自社で運用を行っている場合は、即座に対応できるでしょう。しかし、代理店に運用を依頼している場合は、代理店に連絡して変更してもらうという流れになるため、即座の対応が難しくなってしまいます。頻繁に変更を行いたい場合は、代理店に「広告内容の変更は、どの程度のスピード感で対応してくれるか」ということを確認しておくことがおすすめです。
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リスティング広告の運用代行を依頼する際の注意点5つ
ここからは、リスティング広告の運用代行を依頼する際の注意点について説明します。
自社で確認しておくべきポイントと、代理店に確認すべきポイントがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
注意点1 目的と予算を決めておく
最低でも「リスティング広告を運用する目的」と「予算」は決めておくことをおすすめします。代理店に依頼する際に目的を伝えることで、代理店側も運用方針を決めやすくなるためです。同時に予算も決めておくと、KPI(広告で達成すべき指標)も決めやすくなります。そうすることで、代理店の運用で本当に効果が出ているかも確認しやすくなります。
注意点2 媒体の認定を得ている代理店か確認する
リスティング広告の二大巨頭であるGoogleとYahoo!の認定を得ている代理店かどうか、依頼前に確認しておきましょう。
- Google広告の正規代理店「Google Partner」:運用実績、利用額など
- Yahoo!広告「セールスパートナー(認定パートナー)」:一定の売上基準、運用実績など
認定代理店は一定の運用経験やノウハウが蓄積されている場合が多く、安定した運用が期待できます。また、認定代理店しか使えない最新機能を活用して運用してもらえる可能性が高いです。
注意点3 運用代行手数料以外の料金を確認する
運用代行手数料の割合はもちろん、代行手数料以外の料金体系も、代理店に確認しておくようにしてください。例えば、LP作成や広告文作成が対応可能ならば、どのくらいの費用がかかるのかを確認しておきます。
また、ほかの費用が発生しないかを確認することで、想定外の出費が発生し「思ったより費用がかかってしまった」といった事態を防げます。
注意点4 運用結果の報告頻度や内容を確認する
代理店に、運用結果の報告頻度や、報告時に伝えてくれる内容を確認しておきましょう。「全然報告がない…」「レポートがわかりづらい…」といったことを事前に防ぐためです。
<報告について確認しておきたい内容>
- 頻度:隔週、月1、隔月など
- 報告形式:レポート送付のみ、メールでの詳細説明、訪問しての説明など
- 報告内容:施策の具体的な内容、仮説、仮説の検証結果、今後の方針など
報告頻度や形式、内容は代理店によって異なるため、自社が求める理想の形を伝えてみることで、対応してもらえる可能性があります。
注意点5 契約期間を確認する
代理店によっては最低契約期間を定めている場合もあります。「解約したいのにできない」とならないよう、事前に確認しておくことを推奨します。主な最低契約期間は、1ヵ月、6ヵ月、1年などです。更新を検討する場合は、契約期間終了後の対応(更新方法など)も確認しておきましょう。
リスティング広告の運用代行を活用しよう
リスティング広告は即効性が高く、成約率も高い傾向にあります。小予算で始められるため、数あるウェブ広告の中でも優先的に検討すべき手法です。自社運用が難しい場合は、積極的に運用代行を利用してみてはいかがでしょうか。
また、リスティング広告と並行してSEOを実施することで、より集客効果を上げることができます。SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでウェブサイトを上位表示する施策のことです。長期的に見ると、リスティング広告よりも安い費用で高い結果を得られる場合もあります。SEOに興味があれば、ぜひ「SEOの成功事例・法則」(無料)をダウンロードしてみてください。SEOの実践的なノウハウが詰まっています。
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